男はプライドを高く持つべきと言われるが、ボーイの仕事には逆にプライドの高さが仇になることがある。
どうしてプライドの高い奴がボーイに向かないのか、これからそのわけを話していこうと思う。

罵られることは日常茶飯事

 

キャバクラは一言で言うと厳しい世界だ。
上下関係も厳しく、年齢が低かろうが実力が高ければ上になれる。
自分より年齢が下の奴が先輩なんてことはよくある。

仕事で失敗しようものなら、年下から怒られるなんてことは当たり前だ。
ここでプライドが高い奴は年下から怒られるなんて耐えられないだろう。
店のスタッフからだけではない。
ボーイは客からも怒られる。
怒られるなんて生ぬるいものではない。時には怒鳴られ、罵られることもあるくらいだ。
たとえどんな理不尽なことを言われてもボーイは耐えなくてはいけない。
言い返したくなるだろうが、この世界ではそれが常識だ。
グッとこらえられる広い心を持たないとボーイの仕事はやってられない。

キャバ嬢のパシリにされる事も多い

 

キャバクラの中でキャバ嬢の存在はかなり大きい。
店の売り上げはキャバ嬢に託されているということもあって、キャバ嬢への接し方は十分気を使わなければならないのだ。
もし扱い方を間違えて機嫌を損ねてしまえば、仕事に影響しかねない。
時にはお姫様のように接しなければいけない。
そのくらいキャバ嬢の扱いは注意が必要になってくる。

だからボーイはキャバ嬢からこきつかわれやすい。
「○○買ってきて~」なんていうのはよくあることだ。
キャバ嬢からパシリにされて「何で俺がこんなことしなくちゃいけないんだ」気に食わないこともあるだろう。

だがボーイは我慢しないといけない。
キャバ嬢のために尽くして、彼女たちに店のために頑張ってもらわないといけないのだから。
普段から女性に尽くすことが好きな奴は、ボーイに向いているだろう。

ボーイが上に昇りつめるにはキャバ嬢からの評価が重要になってくる。
出世したいと思うなら、このくらいは耐えないと上には行けない。

まとめ

ボーイはスタッフからも客からも年齢など関係なく怒られるものだ。
罵られることも少なくない。

そしてキャバ嬢からはパシリにされて、良いように使われる。
プライドがズタズタにされることなんて日常茶飯事だ。

だから俺はボーイになったばかりの奴らには必ず「高いプライドは捨てろ」と言っている。
そうしないと絶対ボーイの仕事は務まらないからだ。
これからボーイになろうと思う奴がいたら教訓にしてほしい。

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