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  2. キャバクラのボーイが苦労すること

ボーイになる目的でたまにいるのが、キャバ嬢目当ての奴だ。
俺から忠告しておくが、キャバ嬢との恋愛はリスクが大きいから期待しない方がいい。
もし店のキャバ嬢と恋愛したらどうなるのか知っておくべきだろう。

キャバ嬢は店の商品ということを忘れるな

 

確かにキャバ嬢は着飾っていて容姿のレベルが高く、魅力的に感じるはずだ。
だが忘れてはいけないのは「キャバ嬢は店の大事な商品」だということ。
恋愛をしに仕事をしているわけではない。
客もキャバ嬢目当てに店に来るのだ。
それなのに店のキャバ嬢とボーイが恋愛しているのがわかれば、客は興ざめするだろう。

キャバ嬢は店にとって大切な存在であることを肝に銘じて、キャバ嬢がもっと輝けて店に貢献してもらうにはどうしたらいいのかということを考えるのがボーイの仕事だ。
キャバ嬢と恋愛している暇なんてないと思った方がいい。

店内恋愛は売り上げに影響する

 

キャバクラでは店内恋愛禁止のルールを設けているところがほとんどだ。
なぜ店内恋愛禁止なのか、だいたい予想はつくと思う。
キャバ嬢とボーイの恋愛は店の売り上げに大きく影響するのだ。
俺も目の当たりにしたことがあるが、店内恋愛をしていたキャバ嬢は彼氏のボーイ以外の男に接するのが嫌になったのか、急に仕事にやる気をなくして客から接客がなってないと苦情が来たことがあった。

指名が多かったキャバ嬢だったが、店内恋愛が発覚してからは指名も減っていき売り上げも落ちた。
店にとっては売り上げが落ちるのが何より困るので、禁止にしているところが多いのだ。
一緒に働いていて、恋愛優先の奴がいたらスタッフもいい気はしないだろう。

高額な罰金を払わされた上にクビになる事も

 

中にはルールを破って罰金払わされたというボーイもいる。
どうしても気持ちが抑えられなくて店のキャバ嬢に手を出してしまったようだが、それが店にバレて高額の罰金を請求されたというのだ。

罰金だけじゃなく、クビにされたボーイも少なくない。
店側も売り上げに関わるキャバ嬢に手を出されてはたまらないのだろう。
高額な罰金を払わなければいけない上にクビになったら、相当困るはずだ。
好きになってしまうのは仕方がないことだが、抑えなければその先苦しいことになるのを覚悟しておいた方がいい。

まとめ

キャバ嬢と恋愛すると、店にも自分自身にも多大な影響が出るということは理解してもらえただろうか。
そんなこと関係ない!恋愛は自由だ!という強者がいたらそれはそれでいいと思う。
だが少なくとも俺は絶対にキャバ嬢との恋愛はやめた方がいいと主張する。

キャバクラではトラブルが付き物だ。
客とのトラブルだけではない。
スタッフ同士のイザコザももちろんある。

どんなことが起きても解決できる力がボーイには必要になってくるのだ。
数々のトラブルに直面してきた俺が学んだ、”解決するにはどうしたらいいのか”ということを伝えたい。

店内の平和・安全維持はボーイの仕事

 

基本トラブルは店の中で起きる。
客が店に気に食わないと怒り出したり、時には客同士で喧嘩になったりもする。
そんな時はボーイの出番だ。
間に入って争いを止めないといけない。
キャバ嬢に危害が加わらないようにするのもボーイの役目である。
いつどこでトラブルが起こるかわからないから、ボーイは常に目を光らせていないといけないのだ。

トラブルが起きたとしてもなるべく大事にしないようにしなければならないが、そこはボーイの力が試される。
客をいかに落ち着かせ、納得させるかが重要だ。
決してこちら側が感情的になってはいけない。
変なことを言ってさらに客を怒らせてはまずいからだ。
トラブルが起きたら、まずはどうしたら収まるのか一番良い方法を頭の中で考えてすぐに行動に移す必要がある。
客とのトラブルの時は、客の意見をちゃんと最後まで聞くことが解決に繋がりやすい。

キャバ嬢同士の揉め事が一番大変

 

トラブルの中でも特に厄介なのが、キャバ嬢同士の揉め事だったりする。
「あのキャバ嬢が気に食わない」「客を取られた」など、キャバ嬢からの苦情は絶えない。
正直キャバ嬢同士の揉め事にボーイが入っても解決できることなんてそう簡単にできないので、お互いの話を聞いてフォローするしかないのだ。
キャバ嬢は話を聞いてもらうだけで気持ちが収まることが多いらしく、俺はよくキャバ嬢の不満を聞く係になっていた。

そしてキャバ嬢同士の場合気をつけないといけないのが「つけ回し」だ。
揉めているキャバ嬢同士を同じ席につけてしまったら…想像しただけで恐ろしいことが起きてしまいかねない。
こっちが気を使って雰囲気が悪くならないようにしなくてはいけないのが、何だかんだ一番大変だったりする。
しかし女性というのは不思議で急に仲直りしてたりするから驚かされることも多い。
時にはボーイは見守るということも必要なのかもしれない。

まとめ

キャバクラで働いていればトラブルが当たり前のように起きる。
その時に迅速に解決することができない奴は苦労するだろう。
トラブルを解決するならお互いの意見を聞いて、何が一番お互いにとって良いのか導き出すことが大切だ。

男はプライドを高く持つべきと言われるが、ボーイの仕事には逆にプライドの高さが仇になることがある。
どうしてプライドの高い奴がボーイに向かないのか、これからそのわけを話していこうと思う。

罵られることは日常茶飯事

 

キャバクラは一言で言うと厳しい世界だ。
上下関係も厳しく、年齢が低かろうが実力が高ければ上になれる。
自分より年齢が下の奴が先輩なんてことはよくある。

仕事で失敗しようものなら、年下から怒られるなんてことは当たり前だ。
ここでプライドが高い奴は年下から怒られるなんて耐えられないだろう。
店のスタッフからだけではない。
ボーイは客からも怒られる。
怒られるなんて生ぬるいものではない。時には怒鳴られ、罵られることもあるくらいだ。
たとえどんな理不尽なことを言われてもボーイは耐えなくてはいけない。
言い返したくなるだろうが、この世界ではそれが常識だ。
グッとこらえられる広い心を持たないとボーイの仕事はやってられない。

キャバ嬢のパシリにされる事も多い

 

キャバクラの中でキャバ嬢の存在はかなり大きい。
店の売り上げはキャバ嬢に託されているということもあって、キャバ嬢への接し方は十分気を使わなければならないのだ。
もし扱い方を間違えて機嫌を損ねてしまえば、仕事に影響しかねない。
時にはお姫様のように接しなければいけない。
そのくらいキャバ嬢の扱いは注意が必要になってくる。

だからボーイはキャバ嬢からこきつかわれやすい。
「○○買ってきて~」なんていうのはよくあることだ。
キャバ嬢からパシリにされて「何で俺がこんなことしなくちゃいけないんだ」気に食わないこともあるだろう。

だがボーイは我慢しないといけない。
キャバ嬢のために尽くして、彼女たちに店のために頑張ってもらわないといけないのだから。
普段から女性に尽くすことが好きな奴は、ボーイに向いているだろう。

ボーイが上に昇りつめるにはキャバ嬢からの評価が重要になってくる。
出世したいと思うなら、このくらいは耐えないと上には行けない。

まとめ

ボーイはスタッフからも客からも年齢など関係なく怒られるものだ。
罵られることも少なくない。

そしてキャバ嬢からはパシリにされて、良いように使われる。
プライドがズタズタにされることなんて日常茶飯事だ。

だから俺はボーイになったばかりの奴らには必ず「高いプライドは捨てろ」と言っている。
そうしないと絶対ボーイの仕事は務まらないからだ。
これからボーイになろうと思う奴がいたら教訓にしてほしい。

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